熱中症にご注意！（１）

  ５月に「Ｄくんからの電話」として紹介したことのある彼が久しぶりにご来店。徳島の山中でくらし、今は植木屋さんで働いています。熊本大震災の折にボランティアに益城町に入っていた人です。     再び益城町に行く前に約束通り立ち寄ってくれました。１年半ぶりの再会かな？テンと呼ぶ犬を連れて疾風怒濤の如く、現れて去って行きました。
  夜通し一般道を走り、店に現れたのが９時頃でした。１日前後はいつも紙ベースの一刻堂通信を置かせてもらいになじみの店を回るので,　いそいで開店準備を終えたところでした。彼は鬼の城の太一やさん、とろんさん夫婦を紹介してくれた人です。運よくとろんさんを訪ねるところでした。最初荷持があるというので彼の軽トラでいこうと言いましたが、軽トラだと暖房車であろう思いと、私ので行くことにしました。関西高校を曲がるころにはテンはすっかり眠っていました。彼の荷持というのは、コーヒーを自家焙煎するための道具でした。岡持ちに入れた一式を下げ、ズタ袋を肩にしばらく山を登ります。テンはこのあたりに野生動物の大物がしばしば現れることに気づいたのか警戒しているようでした。まだ１歳に満たない子犬です。道端の湧水を盛んに飲んでいました。
　彼がお土産に庭でコーヒー豆をいって、とろんさんにいれてもらって飲みました。くせのない柔らかいブラジルのブレンドでした。開店時間が迫っていたので、狭い山道を飛ばしました。すぐに爆睡状態だったテンは急停車で座席から転げ落ち、驚いて顔を出しましたが、平地になると後部座席も助手席もすっかり静かになりました。置いていった軽トラと乗り換えるため、飼主が呼んでも一向に降りようとしません。抱いて出そうとしても逃げ回るばかり。その後、店のお客さんに遠慮して後楽園に行って休憩を取っていたようです。
　テンを外につないで、水をやり、後楽園で彼がいってきた別の豆のコーヒーをお客さん達といただいていると、ご近所のKさんがテンを気にして尋ねてくれました。動物愛護協会の方です。テンの皮膚病が気になっていたで相談しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く