最近、去年あたりの本屋大賞、直木賞作家の文庫本をたずねて来られる方がおられます。たまにそうしたニュー古本も出ます。たいてい「読んじゃたので、うちに置くのに邪魔になる」と半ば捨てるように置いていかれる方の本です。
邪魔にされている本でも数冊まとまれば断らないですが、本当は困るのです。何に困るって?評価に困ります。ベストセラー本はすたれるのが多く、早い。おまけにたくさん出るので、安くなるのも早い。とはいえ古本屋に並ぶには時間がかかります。古本屋では買い取り額を期待されてもはっきり言ってⅠ,2冊ではつけようがない。古本屋泣かせです。
ときにご来店のお客さんが
「どうしてこの本がこのなに高いの」
と不服そうに言われることがあります。
仕入れ値の関係でというより内容の問題です。ロングセラー本はいつまでも評価が高く読み継がれています。ことに文学はそうです。歴史は希少価値が加わります。
出たての本は、是非新書の本屋さんでお買い求めください。
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