6月24日快晴 店が休みなので新見までドライブしました。猪風来美術館は2回目。アート展でお忙しいのに今回も長居をしてしまった。このご家族とのおつきあいは始まったばかりなのにもうずっと以前からの知古のような気がしてならない。ついついあれこれお尋ねしてしまう。
前回おっしゃた中で特に深く胸に残ったのは、「縄文は魂を籠めて土器を焼く。弥生の埴輪は魂を抜かれている」という彼の言葉である。彼によって魂を吹き込まれた作品は力強く躍動する。
「円環」今回のテーマである。まず,猪風来美術館に寄った私は、お気に入りの体育館跡に設置されている沖縄の海をイメージしてできた作品に会いに行った。作品名は記憶にないが、これを制作したエピソードだけは鮮明に覚えている。詳しくは書けないが、海との融合を表しているもの。堅いはずの焼き物の海が、うねり押し寄せてくる。生き物たちが跳ね上がり躍り出す。
彼は「縄文」は未来へと続いていく古くて新しく過去と未来を繋ぎ循環し続ける大きな円環だという。次にアート展会場に向かった。彼がひとりで始めた縄文アートに今ではジャンルを越えて各国から100人余りの若者が集うという。「新しいアートは、有象無象が集まってわいわい言って創り出すもの」ともいう。これが縄文?どこが縄文?というものもあったが、心打たれた作品も多く、縄文アートの今後を期待する!
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猪風来美術館(廃校になった小学校校舎) |
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校門脇に立つ法曾焼の野仏 |
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新見市の縄文アート開場真ん中が猪風来作品 |
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心打たれたアクリル製観音像 |
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