2017年4月11日火曜日

恵那に行きました。1,地名の由来

 恵那=えな=胞衣 恵那峡で有名な恵那市です。えなとは誰の胞衣だろう。と、長く考えていました。胞衣とは後産のことです。子どもが生まれるとその子を包んでいた子宮の胎盤などが出血を伴って排出されます。胞衣を市名にもつこの街を不思議な気持ちで何となく注目してきました。これがイワクラ学会ツアー参加の第一の目的でした。
 答はあっさりと、地元案内人を引き受けてくださった「日天月天」店主船村さんから聞くことができました。アマテラスオオミカミが生まれたとき、木曽川に流れ込む阿木川のほとりの池で、その胎盤を洗ったところその血が川に流れ込んだということです。阿木川の名の由来はアマテラスを産み落としたとき、神が漏らした「あ」という気からきているという。ホツマツタエに載っているということです。まだホツマツタエを受け入れる準備がないままですが。話を伺ったのは、正確には恵那山の西に位置する笠置山です。阿木川が木曽川に合流するあたりで、雨が上がり咲始めの桜が陽に照らされて、うれしそうに咲き誇る様をめでながら聴きました。ここは中央構造線が走る地帯に当たります。笠置山一帯は巨石地帯でいたるところに岩がゴロゴロむき出しております。反対に恵那山の方は巨石が見当たらないそうです。
 ツアーの全体の目的は、笠置山中にある天空の星を地上に映して置いた石 を見つけ出すという調査です。旧中山道が通る山中を上に登ったり、下に降りたりしながらオリオン座の三ツ星やおうし座のアルデバラン、冬の大三角を形成する一等星おおいぬ座のシリウスを求めて歩き回りました。巨石によってはそこに文字が刻まれているものもあるので、要観察注意です。地元の研究グループの方の案内で上下、左右何度も往復しました。
 いつの間にか、ホツマツタエやペテログラフに対する疑問も氷塊し、先人が私たちに残してくれたメッセージを受け取る旅が始まっていました。     たぶん つづく

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