2015年9月24日木曜日

秋分の日、地球の平和を祈る1

 奈良吉野川の源流である丹生川と大峰山系。吉野杉を育み、田畑を潤して営々と流れ下るこの川の随所に山の神、川(水)の神がまつられている。この山川と自然を祀る人々、そこに生き人々に魅かれて40年余りになる。
 高野山へは訪れても女人禁制とあっては、そこまでどまり。今回が初めての訪問となった。きっかけは、若い修験者が一刻堂を訪ねてくれたことに始まる。「蛇の倉七尾山は女の人にも開いている山です」と言う。彼とはその場で再会を約した。
 21日敬老の日に出発だが、午前中に、ドキュメンタリー映画「地球交響曲第八番」を見る。天河神社での奉納能にまつわる話(樹の精霊に出会う)から始まる。紹介してくださった方たちと簡単な昼食を摂った後、洞川、天河への旅に向かった。
 大阪堺の友人宅に泊まり、運転手付きの何とも贅沢な、楽ちんな旅。竹内街道をゆっくり流し「近つ飛鳥博物館」(ここも関東にいたころでき、行ってみたかった場所)見学、地元の資料館も覗いてから天川村を目指した。明日香村、葛城、五条…道路標識に懐かしい地名が現れ、去って行く。私たちは青春只中の大学時代にそのままタイムスリップし、おしゃべりを続ける。
龍泉寺山門
これだけ道草しても、3時頃には洞川の蛇の倉七尾山の陽明門前に立っていた。「先生」と呼ばれた方が向いの建物から出てみえたので、そばの女の人に尋ねた。なんとその方こそ、青年がかつて話してくれた、役行者が開き、その後閉じられていた山を再び、女人も開かれた修験者だった。青年から聞いていた風貌どおりだったので合点した。この山で1年365日続けられている偉大な祈りについては翌23日秋分の日に知ることになる。(開店準備のため、本日はここまで)
今日は脹脛が痛い!
蛇の倉七尾山陽明門
山の中は撮影禁止
丹生川上神社下社

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