着物あそび1日目の18日だけは着物を着ることができました。
桶蝶さんのスタッフふたりに合間を見て着せてもらいました。二階に上がって来た友だちが、「お母ちゃん思い出すなあ」というと、「昔は、着物着て授業参観に来てくれてはったなあ」「どこのうちも大抵そうやった」「かっぽう着きて台所に立ってはった」60代、70代の大阪弁の会話となりました。
母に電話で、着物あそびのイベントをすると告げると、弾んだ声で、終活ができる、汚れても、傷んでもいい普段着がある「捨ててもいいから私のを着なさい。かっぽう着もつけて送るから」2日後には、着物がやってきました。段ボール箱を開けると、小学生の頃、母が来ていた着物が2枚出てきました。かっぽう着姿の母、学校行事の手伝いをしていた母を思い出し、涙が出ました。
着せてもらった自分の姿を鏡に映して見ることができませんでした。着物あそびの日々は着物を着るゆとりを与えられず、けたたましく過ぎて行きました。ほっとした中に、懐かしい母の姿に会えない寂しさが過りました。「着物あそび」に、またの機会があるならば、もう一度母の着物を着てみよう。その時は、ぜひ、遊びに来てください!
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