先週水曜日に豪雨の三次に行きました。午前中、天気予報は未曾有の大雨が降り続けていると島根・広島三次あたりをさして警戒を呼び掛けていました。朝から出かけたかったけれど高速道路が不安で、しかたなく、総社の線に本の入れ替えに行きました。
午後になると雨が上がり、晴れてきました。家につく頃には解除のニュースが流れ始めました。夕方4時、三次に行ってみることにしました。用意していたものの3割くらいは忘れて、ただただ急いで行きました。走れば走るほどに晴れあがる空。どこが豪雨なの?って感じ。6時頃には着きました。来てよかった。
晴れてかんかん照りつける陽のもとでは見ることのできない光景が広がっており、次の日も、その次の朝も今まで見たことのない命の営みを見せてもらいました。
家の下を流れる板木川は水暈を増して勢いを増して流れていました。やがて漆黒の夜を迎えるころには、いつも通りのかえるの合唱が楽し気に、にぎやかに聞こえてきました。
翌日は、かねて約束の地元の人たちの勉強会に参加させていただきました。
「雨上がりにはイノシシが出るのよ。うちはキュウリにナス全部やられたよ」
そういえばあの朝夢かと思ったのは現実だったのかもしれない。豚のような鳴き声、獣くさい臭いで目が覚めたような気がしたのは夢ではなかったのかも。
朝食を作るでもなく、食べるでもなく、ぼんやりと裏の田んぼを見ていると、田の畔で動いているものがいるようない無いような…気のせいかと気になる一点に目を凝らしていました。確かに赤いものが動いている。かなり警戒して音も殺してそおっと、少しずつ移動している。肩のあたりまで見えたとき、鳥だと直感しました。そのまま支度をして街の図書館へ直行。雉だとわかりました。恐らく近くにはマムシでもいたのでしょう。
岡山へ帰る朝は、5時に起き家を出て高速に乗るまで約1時間を地元道路のドライブを楽しみました。思った通り!人ひとりいない県道の真ん中に降り立った鳶のお食事中に遭遇。鳶というよりもう少し精悍な感じの鷹を思わせる鳥、私が最後に鷹を見たのは…。アオサギは岡山で見慣れているが、いつも飛んでいる姿を見ると鶴かと思う。白い大小のサギが田んぼの石垣にへばりつくように立って獲物を狙っている。自然は等しく生き物に恵みをもたらしてくれる。
すべてを独り占めしないで必要なだけいただきます。
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