2016年12月14日水曜日

赤米の里

 夕べ、片桐仁さんたちと別れて帰り道のこと、カーラジオから「今日新本地区で赤米を小学生が担いで、神社の階段をかけ上って奉納するお祭りがありました」と流れた。
 しまった!今日だとは知らなかった。それにしてもこの雨の中、子どもたちも大変だったねえなどと、縄文塾中まで話していた。今朝もあいにくの雨。空をにらめながら行ってみることにした。
 ジャスト1時に道の駅のようなお店にたどり着いた。たまご専門店だった。たまごは大好物だが、親はどうも…。メニューは親子丼とたまごかけごはんだけ。たまごかけごはんをいただく。こんなだから鶏にたたられているのかもしれない。店を出るとすっかり晴れあがっており、祟りを忘れた。
 地元の方にお話をうかがうことができた。
 この地区は昔からのしきたりをきちんと守ってきた。神事は決まった日に行う。神様には古代米の赤米を神田で刈り取って奉納する。今では小学5年生が田植えから刈り入れ、稲束干しから脱穀まで、全部手でやってくれる。お祭りの後、赤米のご飯や甘酒をいただく。お祭りは旧暦11月15日である。この本庄国司神社と少し離れてある新庄国司神社だけが岡山では赤米を守ってきたのだ。地元の人も赤米を守ってきたことを誇らし気に語ってくださった。
 


山の上の新庄国司神社


「赤米の神饌」の立札

本庄国司神社
神楽も舞うとのことなので次は新庄国司神社のお祭りに来てみよう。

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