2017年10月4日水曜日

栗拾い(1)

 土曜日の準備に三次に出かけました。用が終わっても28日の用意を少しでも進めておこうと一晩泊まることにしました。
 2日目。起きてすぐ窓を開けると、ゴミを焼いていた近所の方が、お握りを持ってきて仕入れてくださいました。私は外で出っぱなしの地下水で顔を洗っていました。古本の整理をし終わって、車に積み込んでいると、今度はりっぱな栗を持ってきてくださいました。市販されているより1回り以上大きな栗です。
 家の掃除にかかったころ、その方が隣の家のおばあさんと現れて、おばあさんがまた同じくらいくださいました。とにかく粒ぞろいの上どれも大きい。聞けばもとは栗農園をされてたとか。持参したパックのコーヒーを地下水で入れて出しました。おばあさんはコーヒーがことの外好きだと聞いていたから。28日のわせなつみコンサートにも招待しました。
 散々おしゃべりをした挙句真向かえにある柿の木に今年は実が少ないという話になり、3人で見に行ってみました。確かに下の方に実がついていない。「いのししにでもやられたのかなあ」「木を切ったけえ、この頃は見んよ.鹿もかけれるとこがなくなったけえここまでは来んようになった。タヌキは来るけど」ということでした。去年は豊作でたわわになった実の重みで枝が垂れ下がっていました。腕を伸ばして2つ3つもいで見るとまだ堅い実には渋みが残っており、心配には及ばない、隔年の不作であろうということになりました。柿のあとはキノコの話となり、菌を打ったシイタケを見にほんの10歩ほど山を登りました。
「栗の山だ!」「こんなここに栗があるなんて」見上げるとはるか高く高く伸びた木の上の方に栗の木らしい葉が陽に照らされているのが見えました。「ああ、うちがお父さんに繁っていた木を切ってもらたから、猪も鹿も来なくなって、栗の木も伸びて実をつけたんだ。食べにも来んようになったし」3人で笑いました。忙しい忙しいと言いながら、3人で柴栗拾いをしました。柴栗は栽培種と違って、縄文時代からの野生種の栗です。食べるのが面倒くさいと、ほとんのひとが食べません。2人とも全部私にくれました。10分くらいの間にこんなに採れました。(写真)今夜は十五夜。お月さんと一緒に栗食べよう!

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